(・・・あ〜あ、すっかりおそくなっちまった。八戒怒ってるだろうな。
ど〜せまたニッコリ笑いながら「おや、泊まって来なかったんですかv」なんて嫌味言うに違げーねーぜ。
やれやれ、明日はまともに朝日が拝めんのかね、俺・・・(ToT)}

(ガチャッv)「(おそるおそる)ただい・・・ま!?(びくうっ)」

「あ、悟浄お帰りなさい♪〔上機嫌v)」

「は、八戒・・・ナニよその恰好わ」

「どうです、なかなかいいでしょう?
市場で気に入った布を見つけたので、久しぶりに縫ってみたんですよ(悦)」

「はあ・・・そんな特技、お持ちで・・・」

「よく花喃が、近所の人から
要らなくなったカーテンなんかを貰ってきては
服を縫っていたので、見よう見まねで憶えたんですよ。
なかなか彼女のようにはいきませんけど、そこそこイケルでしょ?」

「な、なるほどなっ。・・・つかよっぽど稼ぎが悪かったのね、お前。
うちも大概貧乏だったけど、流石にカーテン着せられた記憶は・・・


何か言いましたかっ?あ、ちなみにこれはカーテンじゃありませんよ。」

言ってねぇってそんなこと!・・・あの、ところで・・・
イロイロと手に技術をお持ちなのはよ〜く解りましたが、ソレ女物でしょ?
どうして八戒さん・・・ご自身が、身につけていらっしゃるんで・・・」

「作品が完成したら、具合をみるのが当然じゃありませんか。
それとも悟浄、貴方が着てみてくれますか?」

「いやあの・・・できたらご辞退させて頂きたいデス(i~i;)」

「冗談ですよ悟浄(くすっ)。たまにはこういう趣向があっても、
目先が変わって面白いんじゃないかと思いましてね(にっこりv)

「目先を変えるって・・・それじゃ今日はもしかして」
この恰好だもんな。ひょっとして今日こそ、Queenやってくれるつもりなんじゃ・・・)
*Queenとは隠語で「女役」のことデス
「あの、八戒さん?(おそるおそる)その手に持っていらっさるのって、もしやコ○ドーム・・・」

「ええそうですよ。紳士の嗜みです(爽笑v)」

「その恰好で紳士とか言われても(^^;)・・・わ、わかりました。
それじゃあオレも、今日は紳士らしくいかせて戴きます。ハイv(と手を出す)」


「?!何の真似です?これは
僕が使うに決まってるじゃありませんか!」

「だ、だって今日は目先を変えるって・・・」

「勘違いして貰っちゃあ困りますよ。忘れたんですか?
このサイトの僕はあくまで攻め、なんですから。」

「・・・(><;)ノ"〜〜〜〜〜〜っ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一体どんなドレス姿だったのか?
見てみたいという命知らずな貴女はこちらをクリックv

* * * * *
「ところでさ。 この構図、俺どっかでみたことあんだけど。」

「おや、よく知ってますね。これは David Bowieのいわく付きアルバム『THE MAN WHO SOLD THE WORLD/世界を売った男』('71)の、 DRESS COVERと呼ばれるヴァージョンのパロディです。
ちなみに元ネタはこんな感じなんですが↓」
ttps://secure.ultrastar.com/store/davidbowie/catalog/product_info.php?cPath=1&products_id=126

「いわく付き?」

「同性愛、宇宙、超人への憧れ等々、ボウイ作品の根幹となるテーマが率直に歌われているんですが。
アーティストの女装をジャケットにもってくるなんて、当時としてはショッキングだったのでしょうね。」

「驚いたレコード会社はアメリカ盤にはこの写真を用いず、CARTOON COVERと呼ばれるカウボーイのイラストを採用したと。」

「これに激怒したボウイは別のレコード会社と契約を結び、結局は片足を高く挙げたボウイのステージ写真に落着いたという訳です。」

「へえ。ってことは最初の2枚は、かなりレア物ってことになるよな?」

「ええ、コレクター市場でも10年に一度出るかどうかの貴重盤ですよ。」

「だったら八戒の写真も高く売れるかも・・・」

「・・・またカード負けたんですか?悟浄」

ひっ・・・わ、忘れてください、冗談ですんで・・・」
[PR]動画